かしこいドアベル『Google Nest Doorbell』を導入

Alexaでもだいじょうぶ!

スマートフォンのGoogle Pixel 7を購入したら、Googleストアにて使用できる21000ポイントが付与されました。Google系の製品しか購入できませんが、サテなにを買おうかしらん。はじめは新発売のスマートウォッチであるPixel Watchをねらっていたのですが、製品仕様やレビューなどみるに、丸形のデザインは好きなんだけど自分にはマッチしないと感じた。以前、Wear OS搭載のスマートウォッチを使用していた時期があり、そこころ感じた不満が大幅に改善されているわけではないからです。とくに、通常使用でバッテリーが24時間もたなそうな点は、そろそろどうにかしてほしい。

じゃぁ、ストアポイントでなにを買おうかと考えてGoogleストアをのぞいていたら、ほどよい値段のガジェットがありました! 『Google Nest Doorbell』というドアベル──いわゆるインターホンというヤツですね。来客の通知とやりとりを、スマホやスマートホームデバイスでおこなえるというモノ。バッテリー駆動だから配線も不要。現在、自宅ではホームセンターで買った無線式のドアベルを使用してますが、機能はベルが鳴るだけ。こちらをスマートに更新。懸念点としては、Google製品なので管理にGoogle系のスマートホームデバイスが必要かもしれないことですが、Amazonで検索したらAmazon ALexaのスキルにも対応してるとのこと。Alexaでもだいじょうぶ! Pixel 7でもらったストアポイントと、1000円割引ストアクーポン使用したところ、2000円たらずで購入できました。まんまとGoogleに乗せられてる気もしますが、やったね。

到着した『Google Nest Doorbell』を玄関に設置。扉の左側に設置するので、付属の傾斜をつけるアダプターをかませる。上下や表裏がわかりづらかった。DoorbellとGoogle Homeアプリをひもづけすると、スマホなどからDoorbellの映像を確認できるようになる。Doorbellのボタンが押されたとき以外に、カメラの前に出現した人物を検知して通知することもできる。Amazon Alexaのスキルと連携させることで、Alexaデバイスでチャイムを鳴らしたり、カメラを確認できる。カメラ接続は失敗することが多いがな。

Doorbellはバッテリー式のものを購入したので、定期的に充電が必要。使いはじめはアレコレ試してたため、結構なペースでバッテリーを消費してたのですが、通常運用になったら消費はグッと減った。この調子なら、1ヶ月以上は保ちそうです。

ひと月ほど使用した感想ですが、来客を知るという通知機能としては問題なくつかえる。Amazon Alexaでチャイムが鳴るほかに、スマホにも通知がくるので、スマホの圏内にいれば世界中どこにいても来客がわかる。チャイム機能としては大変便利なのですが、来客を認識してからの対応には、まだ手間取る感じ。

来訪者がチャイムを鳴らした際に、Amazon Alexaやスマホアプリでカメラの映像を確認し、遠隔で受け答えする機能はあるのですが、対応するまで時間がかかりすぎる。自宅にいるなら玄関に直接出向いたほうが早いし、出先で対応するにしても、対応可能にな状態にするまで、相手が待ってくれるか不安になるレベル。アプリ側でウィジェットを用意するなどして、カメラの確認と応答を迅速にできるようにしてほしい。ここらへんは今後の改良に期待。

しばらくつかってみて、やはりGoogleデバイスをAmazonデバイスで運用するのには限界を感じたため、ブラックフライデーセールで割安だった第2世代のGoogle Nest Hubを追加購入。来客時に自室で即、対応できるようにしてみた。セットアップしてみると、Amazonデバイスよりは反応が早いし、動作がモタつくこともない。ただ、ウチは福祉関係での訪問が多いんだけど、慣れてる方ばかりなので、ベルが鳴ってカメラが映った時にはもう、入室ずみで無人の玄関しかみえないことも。機器のレスポンスと使用者のレスポンスを加算すると、こちらが対応するまえに来客がカメラの前にいないことに変わりはない。

あと、ドアベルの履歴映像をみてると、本体下部の白丸ボタンではなく、間違えて上部の黒丸カメラを押す方がけっこういる。慣れの問題かもしれないけど、間違えようのないデザインであるべきでしょうね。

『Google Nest Doorbell』は標準で3時間以内の来客を記録、確認できるのですが、Google Nest Awareという月額630円のプランで人物を認識し、30日間の来客を確認できるようになる。無料のお試し期間でこのサービスを利用してみた。たしかに人物を認識してくれるのは便利なのですが、顔が映らないと認識しようがないという問題がある。扉に入る際は顔が映るわけですが、扉から出ていく際は後ろ姿になるため、意図的にカメラをむかないと顔は認識できない。自分の顔をおぼえさせたものの、退出時は不明の人物としてしか認識されないわけです。だったら標準設定でもいいかな。有料プランはWebカメラなどと併用して複数機器を運用しないと割高感があります。

どこにいても来客がわかるチャイムとしてはすごく便利ですが、確認、対応といったインターホンとしての即応性に難がある。世界中どこにいても来客に対応できてしまうことにメリットを感じるなら、非常に有用なガジェットです。