スマホアプリ『ドラゴンクエストI』をプレイ中

不自由さに酔い痴れろ!

スマホアプリにて『ドラゴンクエストI』が無料で遊べるという。ドラクエIは、ファミコン版、スーパーファミコン版で遊んだからもう十分ではありますが、無料なら遊んでも良い。試しにダウンロードしてみると、ドラクエのポータルサイトみたいな画面からアプリを呼び出す形式になっていた。アプリを見せるついでに宣伝もしちゃうよということか。金払ってまでやろうとは思わないけど、無料なら許容範囲ですな。

ドラクエIアプリを起動して、妙にツルツルしたフォントに違和感を覚えつつ、ファミコン時代から使っているキャラ名「よっしい」で冒険開始。世界の危機の割にはコストをかけない王様から、必要最低限の装備をもらって冒険開始……したいのだけど、思うように歩けない。操作は画面下に表示されたソフトウェアキーをスライドさせるのだけど、細かい移動がやりにくいったらありゃしない。ラダトーム城からラダトームの街へ行くだけで、心がくじけそうです。

ウム、これはかつて、Nintendo 3DSが人類の立体視能力を強化する訓練機としてリリースされた(?)ように、人類にスマホのソフトウェアキーで微細な操作能力を強化する訓練ツールとしてリリースされた(?)にちがいない。悪戦苦闘の末、ソフトウェアキーの操作は、長距離移動は大雑把にスライドで操作して、微調整したい場合はタッチして半歩ずつ動かせば良いと気づく。昭和のファミコン時代ですら、十字キーでストレスなく操作できたことを、21世紀の最先端技術の結晶たる、スマートフォンアプリで、劣化した操作を強いられることに疑問はあります。どこが、スマート(賢い)なのかと。

とはいえ、無料ソフトに多くは望めません。これも人類の進化に必要な試練とおのれを鼓舞し、ひとりアレフガルドの荒野をゆくのです。