映画『天地明察』を観た

エンタメ寄りに、原作をアレンジしてるんだな。

映画『天地明察』をWOWOW録画で鑑賞。江戸初期に、新しい暦の導入に挑戦した渋川春海の苦難と活躍を描く。同名の原作小説が面白かったので、映画版も観たのですが、原作の要素を用いながらも微妙に改編されており、よりドラマチックな展開になってる。人間関係も微妙に異なり、比較して観るのも面白いです。映画のほうが、よりドラマチックなので、エンターテイメントとしては正解なのでしょう。

この映画、父親と一緒に観たのですが、僕がひそかに気にしていたのは同じ作者の小説『光圀伝』との関連性。『天地明察』と『光圀伝』はリンクしているので、『光圀伝』を読ませていた父親が、それに気づくかどうか……。観終わった後に聞いてみたら、ちゃんと『天地明察』に出てくる黄門様が、『光圀伝』の黄門様と同一世界の人物だとわかってくれてた。よかった、よかった。