Wii U『レゴシティ アンダーカバー』をクリアした

子供向けなのに大人フォーマット。

Wii U『レゴシティ アンダーカバー』をクリア。やり込み要素は残ってますが、エンディングを観たという所で一区切り。レゴの街で警察官となり、さまざまな職業に変装することで潜入捜査を遂行する。変装する職業が増えることで、操作できる仕掛けが増え、行ける場所も増える。とりあえずシナリオをクリアしてから、じっくりレゴの街を探索するのが良いかも。あれもやりたい、これもやりたいと気になるスポットが多々あるため、なかなか本編が進められないジレンマがありました。

子供でも遊べるように、残酷な描写は一切なし。エレベーターに挟まれたり、毒液に触ると一瞬でバラバラにされますが、所詮はレゴだし、すぐに復活するし大丈夫だよね、という意味においてですが。ゲーム内で許されないことには即死→即復活というペナルティがあるものの、それ以外の街中で破壊、暴走行為はおとがめなし。教育上の善し悪しはともかく、おおらかなゲームではある。

一方で、ストーリーはいったんは凶悪犯を捕らえたものの街を追われ、ふたたび戻って凶悪犯と再度対決するという、ハリウッド映画的なタフガイが主人公。潜入捜査と称して凶悪犯罪にならない程度の犯罪行為をしまくるという流れ。警察と犯罪組織の使いっ走りをするわけですが、登場人物が多くて、それがおおむねレゴのおっさんなので、誰が誰やら判別がつかず。凶悪犯と真の黒幕が出てくるころには、コイツ誰だっけ状態になりました。もうちょっと善悪とも関係性をシンプルにしても良かったのでは。

短期的な目標は明確なので、迷うことはあまりなかったけど、長期的に何のために何をどうしたいのかが、よく理解できないまま話が進む感じがして、ちょっともやもやする。そこらへんを気にしなければ、レゴの街で大暴れしてギャルゲットして大団円が楽しめる。良くも悪くも、洋ゲーテイストをライトに楽しめる作品ではありました。