極私的危険サービス『auスマートパス』を導入

鎖で繋がれた自由に、何の喜びがあろうか。

auのスマートフォンを契約して1年以上経過。なるべく、キャリア独自のサービスには手をつけなかったのだが、このたび『auスマートパス』という、月額390円でアプリ取り放題のサービスに入ってしまった。このサービスは実に危険だ。月額料さえ払っておけば、Google Playなどのマーケットでは有料のアプリが使い放題。アプリはauがチェックしてるから、危険なアプリをダウンロードしてしまう可能性が低い。などなど、美味しい話がてんこ盛り。なかなか良さげに聞こえるでしょう? でも、これが超危険。だって、このサービスにどっぷり浸かったら、いままでGoogle Playで購入してきたアプリじゃ物足りなくなっちゃうじゃないですか。危険なアプリに引っかかる可能性の高いAndroidを使うのも、自己責任と引き替えの自由を維持したかったから。スマートパスなんぞに入ったら、首輪をつけられ、柵に囲われた家畜に堕するも同然。やなこった、俺は自由だ!

そう思ってたのですが、ついに入ってしまいました、スマートパス。原因はウイルス対策ソフト。スマホにはずっと、無料のセキュリティソフトを入れてたのですが、さすがに有料ソフトにしたほうが良いと思い、候補を探してた。パソコン用のウイルス対策ソフトのように、1契約で複数台OKってのを探したけど、適当なのがみつからず。スマートパスなら月額390円で「ウイルスバスターfor au」が使える。390円というと、ウイルス対策ソフトとしては安くないんだけど、アプリ取り放題がつくとなれば妥当な値段。割高な焼肉食べ放題を頼んだら、サイドメニューが充実してた、みたいな納得感がある。畜生、自由を売っちまったぜ。

ということで、ウイルス対策ソフト+アルファの魅力に負けて契約したスマートパス。さっそく、ナビアプリや乗り換え検索ソフトをダウンロード。いつもは無料版しか使ったことなかったけど、当然のように月額数百円のアプリが定額で使える。ゲームも辞書も、有料でないと買えないアプリが定額で落とせる。これは便利すぎて危機感を覚えるレベル。『auスマートパス』で使えるアプリは、スマートパスの契約期間中のみ。キャリアを変えたり、スマートパスを解約したりすれば使えなくなる。

鎖で繋がれた自由に、何の喜びがあろうか。危険、実に危険だ。さて、次は何のアプリを試してみようか……。