Windows8は難しい

慣れるまでが苦行です。

Windows 7のタブレットPCを、Windows8にアップグレードしてみた。CドライブのSSDが32ギガしかないのに、アップグレードのために16ギガの空き容量を確保せよと命じられて途方に暮れましたけど、苦闘の末にどうにか確保完了。こんなに容量を削らないといけないなら、いっそクリーンインストールでWindows8にしても良いのではと思いました。そして、その思いは現実のものに。

Windows8は、いままでのデスクトップパソコンとしての機能と、タブレットとしての機能が統合されている。iOSやAndroidの中に、Windowsが入っているイメージ。従来のWindowsアプリケーションとは別に、Windows8用のアプリがインストールできる。とりあえずメッセンジャーソフトのLineを入れようとしたら、何やら「保留中」となって、そこから動かなくなりました。調べてみると、この状態になると別なアカウントでログインするか、リフレッシュが必要とのこと。

リフレッシュのやり方は、画面の右端を左に引きだすようにしてチャームバーを出す。「設定」>右下の「PC 設定の変更」>「全般」>「PCをリフレッシュする」>「開始する」 と選択する。リフレッシュを実行すると、追加したアプリが削除されるかわりにクリーンな環境へリセットされる。どうにもならなくなった時に、最低限の設定を残してクリーンナップしたい場合には便利な機能ですが、アップグレード容量確保のために削除したアプリを再インストールしたものが消えてしまい、呆然。各インストーラーパッケージは残っているので、また入れれば良いのですが、Windows8への予想と実際は、高尾山と富士山の標高差ぐらい激しかったです。

で、どうにかクリーンなWindows8環境は手に入ったものの、新しいOSの作法に戸惑う。スタートメニューのボタンがない、コントロールパネルはどこ? と、作法がまったくわからない。Windows7までは、どうにかWindows95から続くインターフェイスの感覚で操作できたのですが、Windows8には通用しない。デスクトップOSとも違うけど、iOSやAndroidといったモバイルOSとも違う。これはWindowsデスクトップ機能が使える新しいOSとして認識したほうが賢明だと思う。Windows8用のアプリと、Windowsデスクトップで動く従来型のアプリの違いとか、メッチャわかりにくいです。僕には、直感的になんとなく操作がわかるOSではありません。パソコン経験者も、事前にWindows8入門的なものを読んでおくことを勧めます。