ポメラDM100で最初にバッテリーが切れた記念レビュー

おおむね満足。

キングジムのテキスト入力専用機『ポメラDM100』を購入。発売日から使用開始して、ようやく初のバッテリー交換。使用しているのはエネループ。使い方にもよりますが、1日30分~1時間ほど使用して2週間近く持てば十分でしょう。DM20からの乗り替えとしては、十分以上に活躍してくれている。

DM100になって便利だと感じるのは、ATOK辞書が使えること。長年、育ててきたATOK辞書が反映されるので、欲しい字が変換候補に出る可能性が高い。また、国語辞書を内蔵しているので、変換できない文字でも引用できる可能性が高い。以前は、出し方がわからない字を片仮名で仮入力して、パソコンで編集してたことを思えば、エディターとして確実に進歩している。

本体がふたつ折りになったことで、サイズが大きくなった。ビジネスバッグに入れるぶんには問題ないけど、小ぶりのヒップバッグには収まらなくなった。開閉する時に指が引っかかる部分が少ないので、多少開けづらい。記憶メディアがSDカードになったのは、汎用性が高まって良いのですが、こちらはちょっとしたはずみで飛びだしてしまうので、もうちょっと取りづらくても良かった。キーボードは、横幅が広がったことより、縦幅が広がったことの方が、打ちやすさに貢献している。キータッチは好みの分かれる所ですが、モバイル用なら満足できるレベル。

液晶画面は、バックライトがついて見やすく、使う場所を選ばなくなった。ただ、メニュー画面にグラデーションがついているのが、左右の視差でちらつきを感じることがある。設定変更で、白黒ベタ塗り表示が出来るようにして欲しい。

全体的に、ポメラで完結する作業が広がったと感じます。テキスト編集は自分をふくめて、好みが細分化されすぎているので、万人を満足させるものは不可能だと思う。それでもDM100は、自分が欲しいテキスト入力端末に近いレベルに達したと思う。あとは予測変換や省略変換、編集可能文字数のさらなる増加など、あったらより便利な機能が追加されることを期待します。しばらくは、DM100を使い倒す所存。