モンハン的ゲームが苦手な模範的理由

あくまで個人の見解です。

「モンスターハンター(モンハン)」系のゲームが苦手です。以前、勧められてPSPとモンハンポータブル2を買ったのだが、序盤をいくらか進めたところで断念。改良版であるモンハンP2Gは、ソフトを買ってキャラクターをコンバートして終了。モンハンP3にいたっては、ソフトすら買ってません。僕は、『ゼルダの伝説』や『世界樹の迷宮』といった、やり込み系のアクションやRPGが好きなのだが、モンハン系とはとことん相性が悪いみたい。面白ければ、カジュアなルゲームでもコアなゲームでも、分け隔てなくやってるつもりなのだが、なぜここまでモンハンがダメなのか、自己分析してみた。

まず、オンラインゲーム的な他者との結びつきが億劫。そして上級プレイヤーとの差を見せつけられるのも屈辱。これはモンハンに限ったことではないけれど、オンライン(協力)プレイをするために集まったり、常に仲間を気にして行動しなければならないのが辛い。そして、大概は自分よりまわりのプレイヤーの方が上手いうえに、そこから上達しようと思うほど、オンラインプレイに魅力を感じない。たとえば、昨年末にハマっていた西部劇ゲーム『レッドデッドリデンプション』も、オフラインモードでやり込みまくってから、オンラインモードを遊んでみたけど、上記のようなオンラインモードに特化した上級者が幅を効かせていて、オフラインモードほどプレイしたいとは思えなかった。

では、オフラインの1人プレイゲームとしてならモンハンは面白いのか? というと、それも微妙。アナログスティックでキャラクターを操作しながら、人差し指で十字キーによる視点操作を行うという、いわゆる「モンハン持ち」がダメ。楽にできるはずのことを、あえて面倒にさせられている感じがして、テクニックを習得しようという気にならない。キャラデザインが気に入らないとか、素材集めが面倒すぎるとか、ほかにもダメな点はあるけど、操作系の苦手感がいちばんデカイ。

操作系に馴染めない上に、協力プレイが億劫。そして、いつ終わるという目的もなしにただ戦い続けるという作業が耐えられない。僕はイベントをクリアするという「終わり」を目指すために「作業をする」ことは好きだけど、「作業をする」こと自体がが楽しいわけじゃない。目的は二の次で――みんなで楽しくワイワイと――狩りという名の「作業をさせられる」のは苦痛なだけです。

僕にとって耐えられるオンラインゲームというと、mixiアプリの牧場シミュレーション『サンシャイン牧場』あたり。できることは色々あるけど、どれも強制ではなく、やることがなくなってきたなと思うと、工場だの図鑑だの新しい要素が追加される。他のプレイヤーとの順位はつくものの、熱心なプレイヤーは成長も早いけど飽きるのも早いので、そのうち離脱して自分の順位はいつも上位をキープできる。オンラインゲームは、これぐらいヌルくないとダメですな。

まとめると、コアなゲームは明確な達成目標があって、他者との差を意識する必要のないオフラインゲーム。カジュアルなゲームは目標が次々と追加され、他者との差が気にならないオンラインゲーム。ここらへんが、僕がハマれる、遊べるゲームの基準のようです。

──以上の理由で、モンハン的ゲームは勘弁な。