ムービー番長とはいわせない『METROID other M』

違和感ナシ。

Nintendo Wii『METROID other M』をプレイ中。ちょうど半分ぐらい進めた感じ。即死のイベントが多いですが、短く区切られているので、それほど苦にはなりません。主人公、サムスとの一体感はなかなかのもの。敵の襲撃を華麗に躱せるのは、爽快です。

ところで、僕の友達の間で通用するスラングで、「ムービー番長」という表現がある。ゲームのムービーシーンでは凄いアクションをするのに、いざプレイヤーが動かすシーンになると、しょんぼりな動きしかできないゲームの登場人物を称して、「ムービー番長」と呼ぶ。とあるアクションゲームだと、プレイ前のムービーシーンでは飛んだり跳ねたりとステージを縦横無尽に動きまわっていたくせに、いざプレイシーンになったら手摺りすら飛び越えられない軟弱ぶり。さっきの機動力は何だったんだ? はたまた、とあるRPGだと、ボスにチマチマダメージを与えて倒したと思ったら、突如ムービーシーンに切りかわり、主人公がすごい動きでトドメを刺したり。そんな動きができるなら、最初からやれよ!

などと、うっかり気合いの入ったムービーシーンを造ってしまうと、プレイシーンとのギャップが激しくなってしまうものですが、本作は、そこらへんの違和感が少ない。簡単なアクションで、回避したり敵に乗って追撃したり、トドメを刺したりと、動く、動く。もちろん、ムービーシーンのほうがアクションは多彩だけど、プレイシーンのアクションもがんばってるので、ムービーシーンとの親和性は特筆モノ。上手にプレイできれば、敵の攻撃を回避しまくり、攻撃しまくりで進められそう。僕はヘボなので、死亡寸前で体力回復技を使いまくりですが。

「ムービー番長」とはいわせない、華麗なプレイがしたいですな。