壮絶憑依アドベンチャー『ゴーストトリック』をクリア

先日購入したNintendo DS『ゴーストトリック』をクリア。

ゴーストとなった主人公が、特殊能力を駆使して死の運命を改変して行くアドベンチャー。書き割り的な舞台とキャラクターの動きがなめらかで、アクションを見ているだけで気持ちいい。逆転裁判ゆずりの軽妙洒脱な会話も楽しく、意外性のあるストーリーにグイグイと引きこまれました。

ただ、冷静に考えるとこのゲーム、人命救助というミニゲームの合間にストーリーが進行しているだけにも思える。死の運命を改変するという目的があるとはいえ、犯人をさがしたり、真実を見つけるといったストーリーの根幹がすべて受動的な点が気になりました。

序盤の前提条件が終盤で無視されたり、メインの敵役以外の掘り下げが浅いなど、こなれていない点も見受けられますが、主人公「シセル」の今後の活躍に期待したいところです。