零戦もとんだ空に『サマーウォーズ』を観た

アニメ映画『サマーウォーズ』を鑑賞。※以下、ネタバレ注意!

先輩の代理恋人役に、長野まででかけた主人公が、大家族パワーと数学能力を駆使してネット世界の窮地を救う……という、ちょっと「混ぜるな危険」っぽい要素を、うまくエンターテイメントに昇華してる。冴えない主人公が、世界の危機をすくったうえにギャルゲットもしてしまうという、1983年の映画『ウォーゲーム』の正当な系譜。おおきなお友達むけというよりは、大人になるまえの子供たちへむけた、エンターテイメントといった印象。終盤の宇宙探査機落下より、中盤のインフラを混乱させる攻撃のほうが被害甚大じゃね? とか、いろいろツッコミどころはあるのですが、多数のキャラクターにそれぞれ見せ場をつくり、ラストまで盛りあげていくテンションの高さはハンパじゃない。おなじアホなら、おどらにゃソンです。僕はかなり気にいった。

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どれくらい気にいったかといえば、おもわずパンフレットを買ってしまうぐらい。『時をかける少女』も劇場で観たし、それ以外の映画もいくつか観てるけど、ここ数年でパンフレットを買おうとまで思ったのはひさしぶりです。命にかかわる危険のない(危険のすくない)世界の危機を盛りあげるというのはむずかしいと思うし、そこらへんのゆるさをギャグとして自嘲している部分もありますが、それでも「みんなで協力してがんばる」ことを全肯定する物語に共感しました。

以下、男性限定(?)のハナシで恐縮ですけど、映画がおわったあとトイレに行くじゃないですか。そうすっと、みんなトイレを我慢してたから行列ができやすく、そこで鑑賞直後の感想をはなしてるのが聞けたりします。こんかいも「感動した!」という素直な意見があるいっぽう、「あれで感動できんのかよ?」的な、斜にかまえた意見もあり、どちらもナルホドと思いましたね。

ククール装備をそろえたよ:『ドラゴンクエストIX』

Nintendo DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で、のんびり死闘中。

生か死かの対魔王戦をたのしみながら、本日のダウンロードクエストをサクリとクリア。やるべきことはやってるので、短時間ですませられるのが良い。ドルちゃん(ドルマゲス)のレベルは72。

ほいでもって、本日のスペシャルゲストは、ドラクエVIIIに登場したククール。みためはイケメンだけど、なかみはチンピラというのが、クールというよりアバンギャルドな僧侶のかた。主人公のメイン職業が僧侶なので、じぶんで着てみた。ただし、イケメンとはかぎらない。

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アリーナ姫のときとおなじく、足装備である「ククールのブーツ」は、現時点では入手不可。誕生日にもらえるアイテムは、プロフィール設定を変更して本日の日付にあわせるのがラクみたい。あと、がいこつ装備もそろえてみた。ただのしかばねのようだ。

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本日の集客状況。

なんと777人のスリーセブンであった。千人への道はけわしいですが、すれちがい通信のデータをみるに、あたらしくはじめた方もふえている感じなので、まだまだいけそうです。サブタイトルは「すれちがい通信繁盛記外伝:集客回廊777(スリーセブン)」。なぜか松本零士ふう。

■2009年9月2日追記

ダウンロードショッピングにて、「ククールのブーツ」もゲットしてコスプレ完成しました。

魔王戦で短期集中プレイ:『ドラゴンクエストIX』

Nintendo DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で、地図の魔王を倒しまくり。

高レベルの宝の地図だと、洞窟を探索するだけで1時間ちかくかかります。一方、魔王系の敵は、地図の洞窟にもぐったすぐの場所にいる。コイツを倒すと、ちいさなメダル+たまにアイテムがもらえる。いちど倒した魔王は、経験値をあたえることで99までレベルアップさせられる。倒されたクセに、経験値を「おねだり」する魔王が、ちょいマヌケです。1戦あたりの時間が短いので、気楽にプレイできるのが良い。さいきんは、ドルマゲスという魔王を高レベルにそだててる。強い魔王だと、完璧に底上げされたレベル99のキャラでも、運が悪いと殺される。攻撃できれば倒せる敵なので、全滅しても気にせず再戦すればいい。ちょっとしたミニゲーム感覚です。ドルちゃん、やっとレベル60になったよ。

新型PS3発売決定と、気になるソフト

かねてからウワサになっていたPS3の新型が9月3日に発売と発表されました。

薄型、軽量、低価格、低騒音とほとんどの点で従来品よりも改良されている。切り捨てられたのは、Linuxなど別なOSをインストールする機能がはぶかれたことと、鈍器としての打撃力が低下したことぐらい。いや、これは一気に魅力度アップです。前々から、PS3は気になっていたのだけれど、ようやく買ってもいいかなという感じに。あとは、やりたいソフトがでてくれるだけなのだが……。まともにやったコトがあるのは、ダウンロード専売の『のびのびBoy』だけだよ。

以下、個人的に気になるPS3ソフト。

■デモンズソウル

いまどきめずらしい、死んでおぼえるのが基本のダークファンタジーなアクションRPG。あたらしいのは、他人の死に様をオンラインで追体験できること。ちょっと遊んだけど、敵をパターンにハメて倒すのが基本なので、なれると単調そうな気がした。

■戦場のヴァルキュリア

架空のヨーロッパを舞台にした戦記モノ。宮崎駿チックなデザインが気になっていたけど、まさか超人美少女バトルモノだったとは、アニメ版を観てても最近まで気づかんかった。試作戦車の予備パーツはどこで調達してるんだとか、とりあえず鉄兜かぶれよとか、リアルに突っ込んだら負けなラブコメ性にも要注意。

■塊魂TRIBUTE

カタマリを巻き込んで、雪ダルマ式に巨大化させるアクションゲーム。PSP版以降は、どうにも商業性優先な感じがしてプレイしてなかったのだが、やはり高スペックなマシンでカタマリを巻きこみたい欲求に、ムラムラしないでもない昨今。

■ベヨネッタ

眼鏡のセクシー魔女が大暴れするアクションゲーム。『P.N.03』が好きな僕に、これはかなりの訴求力。壁も走れて、手足に装備したガンを撃ちまくるムチャクチャ加減はかなりよい。PS3の新作でいちばん気になってるのは、コレかな。

■ファイナルファンタジーXIII

説明不要な国産RPGの雄。クリアしたのは1~7まで、8、9は積みゲー、10~12はスルーしてましたが、行くところまでいった美麗グラフィックを体験してもいいかなと思ってる。ライトニング女史と、合体美女なシヴァバイクはちょっと観たい。

とまあ、いろいろ挙げてみましたが、さいきんドラクエ9をがんばりすぎだったので、買うにしても年末以降になると思います。初期ロットには、じゅうぶんお気をつけくださいマセ。

職業転生の証12種をそろえてみた:『ドラゴンクエストIX』

Nintendo DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で、職業転生の証をそろえてみた。

職業転生の証とは、ひとつの職業をレベル99まであげ、そこから転生によってレベル1へリセットするときにもらえる強化アクセサリーのこと。12種類の職業で各1個ずつもらえるので、パーティーメンバーをさまざまな職業で転生させまくりました。

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職業転生の証は、職業ごとに効果がちがい、攻撃力アップやすばやさアップといったオーソドックスなものから、旅芸人の証のように性別固有のアイテムを異性でも着用できるといったイロモノまである。写真は、旅芸人の証を装備した状態で、男性専用、女性専用の装備を混在させてみた例。女性が男装はまあいいとして、男性が女性のアイテムをつけるのは、ちょっとキモイ。とはいえ、旅芸人の証をつけていても、男性はあぶない水着といった下着チックな装備は着用不可になっていますけど。ちなみに、写真の状態で旅芸人の証をはずすと、性別固有アイテムは強制的にはずれます。

あとは称号ねらいで、主人公のスキルと職業をすべて最高値まであげるぐらいかな。やろうと思えば、やれることはまだまだたくさんありますけどね。

小説とアニメ文庫で『吾輩は猫である』

夏目漱石著『吾輩は猫である』を、Nintendo DS『DS文学全集』にて読了。

明治時代、日露戦争直後の日本を舞台に、名前はまだない「猫」の視点から、ひとびとの生活を活写する古典的名作。学生時代に挑戦して、読み切れずに断念したおぼえがあるのだが、こんかいは最後まで読めました。僕にとって『吾輩は猫である』っていうと、じつは小説ではなくむかしやってたアニメスペシャルのほうが印象深い。いまだにアニメ文庫が家にありますし。

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アニメ版だと、世間知らずな「猫」が、人間社会を観察するかたわら、猫社会でたくましく生きていく猫パートと、青年寒月君が金田令嬢と身分違いの恋を成就させる人間パートを平行して描いており、たいへん好きなアニメでした。いまのところDVD化してないようだけど、ぜひ再見したい。

で、こんかい読んだ小説ですが、アニメ版が人猫ともに身の丈にあわない恋を成就させるというテーマで統一されているのにくらべ、原作小説はこれといった大きな事件はおこらない。猫パートはヒロインやライバルになりそうなキャラは早々に登場しなくなるし、人間関係も寒月君は無理をしない。というか、いい年したインテリ崩れのおっさんどもが、ダラダラだべっているシーンが延々と描写されるだけ。こりゃ、学生時代に断念するわけだ。SF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と映画「ブレードランナー」以上に、まったくの別物です。

内容が軽妙洒脱なわりに、文章が大時代的──明治時代の作品ですから当然ですが──で、辞書をひきながらでないと理解できない単語が満載。それじゃ、つまらないかというとそうでもなく、じっくり読ませる美麗な筆致。逆説的ですが、現代人には難解でストーリーにほとんど起伏がないにもかかわらず最後まで読めてしまう、超絶ハイクオリティな雑談といった感じです。

(前略)世の中にはこんな頓珍漢(とんちんかん)な事はままある。強情さえ張り通せば勝った気でいるうちに、当人の人物としての相場は遥(はる)かに下落してしまう。不思議な事に頑固の本人は死ぬまで自分は面目(めんぼく)を施こしたつもりかなにかで、その時以後人が軽蔑(けいべつ)して相手にしてくれないのだとは夢にも悟り得ない。幸福なものである。こんな幸福を豚的幸福と名づけるのだそうだ。

本書に登場する「猫」は上記のごとく、2歳たらずのヤングキャットのくせして、ものすごい含蓄のあるインテリキャットでもある。どうやら、この世界の猫には人間の思考を読みとる超能力があるらしいのだが、それにしてもわずか2歳にしてこの辛辣で博覧強記な才猫っぷりは、只猫ではない。なかのひとが明治の文豪とはいえ、ニャンコに国語力でうちのめされるのは、新鮮な経験でした。豚的幸福ではなく、猫的不幸をあじわいながら、おめおめと生きていきましょう。ニャ~。

『かっぱ寿司』と『くら寿司』で、大衆回転寿司屋的考察

車で近場の回転寿司屋『かっぱ寿司』へいく。

100円寿司系は、『くら寿司』へいくことがおおいのだが、たまには気分をかえて『かっぱ寿司』へ。どちらも、ファミリー層を意識した寿司屋チェーンなのだが、それぞれに特色がある。『かっぱ寿司』は安いながらも、ホンモノっぽい寿司ネタにこだわってる気がする。数の子と称する卵がなんなのか気になるけど。いっぽう『くら寿司』は、合理的ならなんでもする感じ。全品ワサビぬきでいれたきゃ勝手にいれなさいという割り切りは、すごいと思う。回転するネタ以外に、タッチパネルで注文できるのはどちらもおなじだけれど、通常レーンで配送する『くら寿司』にくらべ、専用レーンで速達してくれる『かっぱ寿司』のほうに分があるか。食べ終わった皿は、『くら寿司』の場合、専用のシューターに投棄してカウントされるハイテクシステムだが、『かっぱ寿司』は店員さんがカウントする従来の方式。

同系統の店でも、系列によってコダワリ方がちがうのがおもしろい。時価で喰わせる高級な寿司も良いけど、もともとにぎり寿司は江戸時代の大衆料理に端を発するわけだから、回転寿司みたいなハイテク廉価路線も寿司の進化形としてアリだと思います。

あ、モバイルサイトがウィルコム対応で、席の予約もできる点では『くら寿司』があきらかに上ですな。

    投擲用軟質顔面円盤『カービィのフライングディスク』到着

    クラブニンテンドーから、またまた商品がおくられてきました。

    前回の『どうぶつの森 収納箱』につづき、今回は350ポイントで『カービィのフライングディスク』。なんでも吸いこむ星のカービィが描かれた、ソフトなフライングディスクです。クラブニンテンドーのポイントがあまり気味だったので頼んだのだけれど、なにげに円盤にプリントされた顔はインパクト大。

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    ブログネタにはなったから、コレは友人の子供たちにプレゼントしようかな。

    ノーマルクエスト120種を制覇:『ドラゴンクエストIX』

    Nintendo DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で、ノーマルクエストを制覇。

    クエストとは、本筋とはべつに課されるお使いイベントなのだが、ようやく120種類あるすべてをクリア。クエストを受注するのには条件が課される場合があり、この条件が厳しいと、なかなか挑戦できません。最後にクリアしたのは「No.072 あなたを想って」という、棍の奥義をえるためのクエスト。受注するためには棍スキルを100まであげねばならず、実戦ではまったくつかってこなかったため、いちばん最後の挑戦となりました。

    課題内容は、宝の地図のダンジョンのボス、ハヌマーンを最弱の棍である「ものほしざお」の通常攻撃にて倒せというもの。ハヌマーンじたいは中レベルのボスなので、倒すことじたいは造作もありませんが、半殺しにした状態での攻撃がなかなか決まらず、なんどか仲間のオーバーキルによる失敗が発生。なんて軟弱なんだ、ハヌマーン! ……というムキーな試練をへて、無事に棍の奥義書をゲット。ノーマルクエストは完遂しましたが、ダウンロード配信される追加クエストがこれからも毎週発生します。今週配信のクエストにて、いよいよ真のラスボスらしきものの登場が予感される。まだまだ楽しませてくれそうです。

    キャラも強まってきたので、そろそろ転生させてみるかな。