『WordPress 2.8 ベイカー』にアップグレードしてもいいんじゃない

WordPressでサイトをブログ化してから、記事の執筆に専念できるようになりました。

むかしは月末に月ごとのログページを手作業で作成してたけど、そんなわずらわしさからサクリと解放。サイト管理の簡素化とともに、記事ごとに個別ページが自動生成されるため、検索エンジンからヒットしやすくなったのも利点です。

そんなWordPressの最新版『WordPress 2.8 ベイカー』の日本語版がリリース。アップグレード好きとしては──日本語版がリリースされてから──速攻で入れてみた。トラブルがなければ、作業はオートであっという間。バックアップ作業のほうが時間がかかるぐらいです。

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ダッシュボードの表示カラム数が変更できるので2カラムから3カラムにしてみた。あと、ウィジェット管理画面のレイアウトが変わった。そのほか、790個以上のバグを修正し、180以上の新しい機能・変更・更新・改善があるそうですよ。

こちらの環境では、アップグレード作業もアップグレード後の動作も問題ないようです。

■2009年6月15日追記

WordPress 2.8の自動アップデートにバグが発見されたそうです。サーバ上のフォルダが削除される場合があるので、手動でのアップグレードを推奨とのこと。自動でやっちゃったよ!

ウィルコムでも『モバイルSuica』で定期切れの心配ナシ?

今朝、通勤のためにJRの改札にSuica定期を通したら、なんだかチャージ金額が引かれているような。

ガビーン。きのうで定期が切れてました。行きで気づいたので昼には更新しましたけど、うっかりさんがデフォルト設定な僕には、定期的な定期券の更新もツライ。そんなときにタイムリーなニュース。ウィルコムのPHSで7月5日から『モバイルSuica』サービスがスタートするそうな。

携帯電話ユーザーなら、モバイルSuicaがつかえてなんぼのもんじゃい、と思われるかもしれませんが、ウィルコムで携帯電話と同等のサービスがつかえるようになるに、数年のブランクは当然。赤外線通信が標準搭載されたのだって、つい最近のことです。PCサイトが閲覧できる音声端末とか、スマートフォントか、PHSも業界初の試みをいろいろやってはいますが、市場規模がケタ違いなためか、携帯で当然のことが、PHSではなかなか実現しないのがツライところ。

そんなPHSでもやっと『モバイルSuica』が使えるようになるわけですが、僕の『Willcom 9』は非対応。使いたければ機種変更しないといけない。ウィルコム版『モバイルSuica』は、「銀行チャージ」と「時刻乗換案内」が使えないそうですけど、クレジットカードからの入金はできるから、個人的には問題なし。EdyよりSuicaが好きな僕としては、ちょっと惹かれますね。

機種変更してまで『モバイルSuica』を使いたいかといえば……う~む。

アナログリアルタイム描画の砂絵アニメに唖然

油絵アニメや水墨画アニメは観たことがあります。

日本のセルアニメとはちがうアートな質感がイカスのですが、あくまでもパラパラマンガの延長でしかなかった。でも、こちらのアニメはちがう。なんと、ウクライナ人の美女が音楽にあわせて砂で絵を描き、それを上描きしつづけることでアニメというか、絵物語を描いています。砂絵のアニメというのもあるのでしょうけど、アナログリアルタイム描画の砂絵アニメってのは、はじめて観た。

物語は、戦争で夫と生き別れた女性の半生と、あらたな命の誕生……かな? 1回観ただけでは、わかりづらいところがありますが、何度か観ているとジワリときます。すごい!

『人とロボットの秘密』最新の人型ロボット事情

『人とロボットの秘密』という本を読んだ。

人型ロボット開発の最新事情がよくわかる。本書は2008年に出版されたのち、ITmediaにて順次Web公開されているのだが、つづきが気になったので書籍版を買いました。

人間の機能と精神は機械的に再現できるかという、SFでは当然できるけど実際はなかなかむずかしい問題について、ガンダムやマジンガーZを引き合いにだして、わかりやすく解説してくれます。初期の人工知能の研究では、コンピュータのプログラムを発展させることで、人間の心を再現しようとして失敗。条件分岐を設定するだけでは、すべての状況に対応することはできないし、そもそも人間はすべての可能性を計算した上で行動しているわけではありません。

最新の研究では、人間らしい思考というのは人間の体と密接にかかわっており、人間と同等の精神を再現させるためには人間と同等の肉体が必要なのだとか。どこまで一致させる必要があるかはわからないので、ともかく似せることに注力している段階。

ここで紹介される、「受動意識仮説」というのが非常に興味ぶかい。従来、人間は意識(精神)と肉体のふたつがあり、意識というパイロットが肉体を操縦していると認識されてきました。「僕とあの娘の心と体が入れ替わっちゃった!」なんてフィクションは、この認識がもとになっています。しかし、、「受動意識仮説」では意識の指令によって肉体がうごいているのではなく、肉体は反射的におこなっている機能の集積によってうごいており、その結果として出力される物語が、意識なのだそうです。意識したからうごいているのではなく、うごいた結果をもとに意識が生成されている。なぜ意識がうまれたかといえば、反射的な行動だけではなく、前後関係をもとにした複雑な行動計画を立案するため。「こうするためには、ああしたほうがいいよね」と推論できれば、より合理的に行動できるから、というわけです。

たしかに、日常的な行為の大半は、こうしようと意識しなくても勝手にうごいている。むしろ、意識して制御している──と思っている──行為のほうがすくない。人間そっくりのロボットを造るときも、ロボットのシステムが単一の意志ですべてを制御するのではなく、さまざまなセンサーからの情報を並列処理し、目的のためにとりあえずうごいてみることで最適化するような方式が良いのかもしれません。

『Willcom D4』に『Opera 10 Beta』をいれてみた

ウルトラモバイルPC『Willcom D4』に、最新ブラウザー『Opera 10 Beta』をいれてみた。

メインブラウザーはOperaにきめたオペラ-なので、アルファ版にひきつづき、ベータ版もいれてみた。とりあえず造ってみたよな感じのアルファ版にくらべ、ベータ版は完成度がたかい。非公式の日本語化パッチをあてたら、なかなかに快適です。

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今回の目玉は、なんといっても「Opera Turbo」機能。低速回線でブラウジングする場合、専用サーバを経由して画像を圧縮してくれる。ウィルコムでいえば有料サービスの『MEGA PLUS』にちかい機能が、無償で利用できます。D4のように、モバイルな低速環境では、ありがたい機能です。

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画面左下の時計アイコンをクリックすることで、「Opera Turbo」のON/OFFがおこなえる。左が無効化状態で、右が有効化状態。画質をおとしてみかけの速度をあげる処理は好きではないけれど、アイコンクリックで切り替えられるなら問題ないでしょう。ただ、圧縮サーバの処理能力の関係か、「Opera Turbo」をONにするとレスポンスがわるくなる感じ。ここらへんは、正式版で改善されることを期待します。

正式版のリリースがまちどおしいです。

杖をつく人は、道路のはじをあるかない

歩道があるのに、わざわざ車道で杖をついてあるいている、年配のかたをみかけることがあります。

轢いてくれといわんばかりで、みていて非常にこわいのですが、なぜ、わざわざ車道をあるくのか? その理由はおそらく、歩道が歩きにくいからだと思う。あるきやすい、1段たかくなった歩道が整備されているとはかぎらない。デコボコしているだけでなく、道のはじにドブ板がはめられた歩道には、等間隔で穴があいており、うっかり杖を突きこんでしまいそう。歩道より車道があるきやすいって、なんか変。

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むかしの道は、国道ですら砂利道で、釘などを踏んでパンクすることもあったそうです。さいきんの道は、車が走りやすく整備されているのかもしれませんが、歩道のあるきやすさは、あとまわしにされている気がします。せめて、ドブ板の穴をなくすことはできないものだろうか? だれでもあるきやすい歩道を造ることは、歩行者にもドライバーにも有益なことだと思います。

高速バスでシートベルトを締めろというのなら

座席にシートベルトがあるときは、かならずつけるようにしています。

義務だとか罰則だとかは関係なく、常時つけるのです。たとえば飛行機に乗っているときなどは、離着陸や乱気流などで着用が指示されたとき以外でも、常時着用。はずすのは、トイレにいくときだけです。シートベルトはつけるのが当然と思っているので、つけないのが一般的な国に行くと、すごく不安になる。トルコでタクシーに乗って、シートベルトをつけようとしたのに運転手に止められたときは、どうしようかと。けっこう運転が荒かったので、ヒヤヒヤものでした。

日本では2008年から、車の後部座席でのシートベルト着用が義務化されました。通勤でつかっている高速バスでも、乗るたびにシートベルトを着用するよう、アナウンスが流れます。きびしい運転手さんだと、発車前に見廻りするかたもおられます。もちろん僕は、いわれなくても着用していますけど、ほかのお客さんは結構……ゲフンゲフン。

高速道路上を走行するバスでシートベルトを締めないと、運転手の違反による加点対象になるそうですが、なかなか着用が徹底できないのが現状。乗客側の意識が低いという理由もあるけど、シートベルトがつけにくいという面もある。シートベルトを締めようと苦労しているお客さんを、なんどもみたことがあります。

そもそも、シートベルトの形式がバラバラなんですよ。僕の利用している高速バスは、複数のバス会社が共同運行しているので、さまざまな車種のバスがあり、それぞれシートベルトの形状がことなる。中央に通路がある、2列、2列の4列シートの場合、窓側のベルトが黒、通路側のベルトが灰色という決まりはあるようですが、ベルトと金具の位置や形状がまちまちで、僕もなれるまでずいぶん時間がかかりました。シートベルトはつねに締めるべきだと思っている僕ですらそうなのだから、意識の低いお客さんどころか、つけようとしているお客さんが苦闘のすえに着用を断念するのも無理はない。

義務としてシートベルトを締めろというのなら、各社共通の締めやすいシートベルトを開発、設置すること。さらにシートベルトを締めていない乗客を確認できるセンサーを設置するぐらい、やるべきでしょう。

ただね──シートベルトは締めるべきモノだとは思いますが、僕のようにシートベルトをしていないと不安になる、シートベルト依存症になるのも、どうかと思う。さいきんは劇場の座席についても、思わずシートベルトを探してしまいますから。病膏肓に入るってヤツですね。

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復活なるか!? レトロな戦前の懐中時計

家にまえからある、こわれた懐中時計が気になっていた。

父方の祖父のものだそうですが、戦前になくなっているので面識はありません。大正から昭和初期のものらしいけど、修理すればうごくのだろうか? ずっと気になっていたのだけれど、先日父からこの懐中時計をゆずり受けたので、修理してくれる業者をさがしてみた。ちなみに、型式は『CITIZEN NEO-PLATINUM 137925』。

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ネットで時計の修理を受けつけている業者に何件かあたってみましたが、なかなか芳しい返事をもらえない。しまいには、メーカーにも問い合わせたのだが、修理対象外とのこと。かわりに紹介してもらった業者さんが、ようやく対応してくれそうです。費用との折り合いがつけば、ぜひ修理していただきたい。戦前のガジェットがうごくようになったら、ちょっと素敵だと思います。