マンガ版『蟹工船』地獄さ行ぐんだで!

マンガ版『蟹工船』を読んだ。

小林多喜二さんの同名小説をコミック化したものですが、しらべてみたら色々なかたがマンガ化されているようで。僕が読んだのは、原恵一郎さん作画のコミックバンチ版でした。カムチャツカで、カニ漁と缶詰加工をおこなう船に乗り組んだ人々の過酷な日々を描く。

死人がでるほど労働者を酷使するのは、かえって作業効率をおとすのでは……とは思いますが、ていどの差こそあれ、いまもむかしも存在する現実なのでしょう。ラストの展開が尻切れトンボな感じですけど、原作も同様なのでこれで忠実なようです。

僕はどんなにいそがしくても、職場やカプセルホテルに泊まるぐらいなら、たとえ終電でも可能なかぎり帰宅します。奉公しても滅私は勘弁。