ナンバープレートサイズの『VAIO type P』をみた

なにかと話題のポケットスタイルPC、ソニー『VAIO type P』の実機をみた。

現在愛用中の『Willcom D4』にちかい小型軽量ノートときいていたので、すごく小さなサイズを予想していたけど、思ったよりは大きく、膝上でタッチタイピングするのにじゅうぶんな幅がある。ちょうど、小板の自動車用ナンバープレートぐらい。D4のように、キーボードを収納した状態で立ったままネット閲覧、といった使い方には大きすぎますが、それでもきわだつ薄さと小ささです。

画面解像度は1600×768と、D4やネットブックの1024×600よりも、ひとまわり大きく横長。解像度が高いわりに、さほど画面が大きくないので字はこまかくなるけど、D4で鍛えているので個人的には問題なし。みにくければフォントをでかくすれば良いだけのことです。画質はじゃっかんD4のほうが上かな。

キーボードと画面は良い感じなのだけど、残念なのがポインティングデバイス。キーボードの中央にあるポインタをグリグリやってもなかなか思ったとおりにうごかず、手前のマウスボタンに相当するキーは、意図しないタイミングで反応する。設定をかえれば改善するかもしれませんが、すなおに外付けマウスをつかうのがベターかも。D4の、使いやすすぎて画面をタッチできることすら忘れてしまうタッチパッドとは、比ぶべくもありません。

薄さ、画面とキーボードの大きさ、メモリ、静粛性、バッテリーの持ちはtype P、携帯性、画質、ポインティングデバイスはD4がすぐれていると感じました。ただし、type Pはネット注文で機能をチョイスできるから、個人的にはD4でも不要なカメラ、ワンセグをのぞいて、記憶装置をSSDにしたモデルがえらべるのは良いですね。僕の好みでオーダーすると、11万円ぐらいになる。う~ん、手が出る値段だなぁ。

type PとD4が両方どうじに出てたら悩むトコロですが、D4とポメラでモバイル環境ができあがっているから、無理してtype Pを買う必要はないかな、と。