「アニメ・コミック」カテゴリーアーカイブ

殺人と怪異の魔都『鎌倉ものがたり』

でも、ほのぼのしてるよ!

鎌倉を舞台にしたオカルト推理マンガ『鎌倉ものがたり』を、電書籍販売サイトeBookJapanにて購入し、iPad読む。鎌倉在住の推理小説家が、地元鎌倉とその周辺で起こる難事件を、推理力と強力なコネクションで解決する。オーソドックスな推理物の場合もありますが、話によってはオカルト話になる場合も。推理と思わせてオカルト、オカルトと思わせて推理だったりするのが面白い。

僕は産まれてこのかた、ずっと鎌倉に住んでますけど、鎌倉がこれほどまでに殺人と怪異に満ちた魔都だとは、ついぞ知りませんでしたよ。地元の人しか知らない、混まない抜け道とか、ぜひ教えて欲しいです。

『チャンピオンRED12月号』で『ツバキ先生 出番です!』を読む

金は力なり。

『チャンピオンRED 12月号』に、丸山朝ヲさんの読み切り『ツバキ先生 出番です!』が掲載。親が使い込んだ4億4千万の借金を背負う主人公のもとに、美少女用心棒がやってきた(ただし有料)という、アクションコメディ。金がものをいう世界だけど、そこはかとなく愛のある作品でした。

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丸山朝ヲさんは、『月刊コミックバーズ 1月号』でも新連載『月輪に斬り咲く』を開始されるそうです。こちらも買わねば!

貧困無情『ビビビの貧乏時代 いつもお腹をすかせてた! 』

なめちゃんには気をつけろ!

水木しげるさんの自伝的マンガ『ビビビの貧乏時代 いつもお腹をすかせてた! 』を読む。以前に読んだエッセイ『ほんまにオレはアホやろか』に書かれている体験談も混じってますが、基本は実体験を元にしたフィクションということらしい。のんびり、地道に、粘り強く生きてきた人生を感じさせる短編集。『ゲゲゲの女房』が最終回を迎え、ちょっこし寂しい方におすすめです。

『円卓の姫士!』3巻をゲット

丸山トモヲさんの漫画『円卓の姫士!』3巻(完結)をゲット。

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表紙のキャラが……とは。最後はちょっと駆け足でしたが、ラブコメとバトルの融合を堪能させてもらいました。主人公も、最後は決めてくれたしね。連載、おつかれさまです。

『自主制作アニメ – フミコの告白』がスゴすぎる

ゴメン、いまは小説に集中したいんだ!

いささか旧聞に属しますが、この自主製作アニメ『自主制作アニメ – フミコの告白』はスゴすぎる。なにがスゴイって、坂を疾駆するフミコちゃんより、タカシ君の方が坂下へおりるのが速いこと。さすが野球少年は、敏捷さがちがうね。

冗談はさておき、見ているだけで楽しくなっちゃうアニメの逸品です。

【動画】きかんしゃトーマスにおける鉄道重大事故

じこだ、じこだ♪

『きかんしゃトーマス』というと、昨今は実写版が有名なんでしょうけど、僕は子供の頃に買ってもらった絵本版の印象が強いです。トーマスよりエドワードだな。

そんな『きかんしゃトーマス』における、鉄道重大事故シーンを集めた動画。映像とともに流れる、「じこはおこるさ」という歌は、公式のモノだそうです。事故が起こらないとドラマにならないかもしれないけど、客としては事故なくダイヤ通りに動くことを切に望みます。事故カッコワルイ。

CG映画化もされるそうですが、やっぱり鉄道重大事故は発生するんでしょうな。

『月刊スピリッツ』を買ってみた

週刊の『スピリッツ』は毎号買ってますけど、『月刊スピリッツ』というのが出たので買ってみた。

なかみは週刊で連載していたものの移籍プラス新作という感じ。週刊の延長でよめるので、わるくない……といいたいトコロですが、これって『週刊少年サンデー』と『ゲッサン』の関係とおなじじゃないですか。なんか、ピンポイントで僕の財布がねらわれている気が。

アニメ『動物農場』ガクブル風車と『オートマニア2000』

1954年のイギリス製アニメ映画『動物農場』を、DVDにて鑑賞。

横暴な農場主を動物達が追放するという「革命劇」のすえに誕生した、動物の動物による動物のための楽園であるはずの動物農場はしかし、あらたなる支配者によってより過酷な搾取の場と化していく。ロシア革命を風刺してはいるものの、いつの時代、どこの国でもおこりえる権力の腐敗を描いています。くらしを豊かにするはずの風車建設で、動物たちが苦役を強いられる本末転倒なシーンが、『どうぶつの森』の風車建設イベントとかさなってしかたありません。

アニメ版は、原作小説をコンパクトに映像化していますが、最大の改変はラストシーン。原作では横暴な独裁者が支配を完成させるところで終わってますが、アニメ版はさらなる革命の足音がひびくシーンが追加されている。ここらへん、賛否両論あるようですが、原作尊重云々をぬきにすれば、きれいにまとまっていると思う。

DVDにはアニメ制作の舞台裏を紹介したドキュメンタリーと、10分ほどの短編アニメが3本、収録されている。とくにおもしろかったのは『オートマニア2000』という作品。モータリゼーションの発展によって車が高機能かつ多機能な移動個室として進化し、ついにはうごく必要もない、自己増殖可能な積層世界を構築する。21世紀の視点からすると、個室にひきこもっていても、さまざまなサービスが提供されるというのは、車社会というよりネット社会を彷彿とさせますが、日本製の超大型乗用車らしきモノも登場するのが興味ぶかい。軽薄短小よりも重厚長大が尊ばれていた時代なんでしょうね。レトロフューチャー感タップリの、モダンな逸品です。

アナログリアルタイム描画の砂絵アニメに唖然

油絵アニメや水墨画アニメは観たことがあります。

日本のセルアニメとはちがうアートな質感がイカスのですが、あくまでもパラパラマンガの延長でしかなかった。でも、こちらのアニメはちがう。なんと、ウクライナ人の美女が音楽にあわせて砂で絵を描き、それを上描きしつづけることでアニメというか、絵物語を描いています。砂絵のアニメというのもあるのでしょうけど、アナログリアルタイム描画の砂絵アニメってのは、はじめて観た。

物語は、戦争で夫と生き別れた女性の半生と、あらたな命の誕生……かな? 1回観ただけでは、わかりづらいところがありますが、何度か観ているとジワリときます。すごい!