「映画・テレビ」カテゴリーアーカイブ

人狼を探せ『赤ずきん』を観た

赤ずきん「ちゃん」ではなく、赤ずきん「さん」とお呼びするべき!

映画、『赤ずきん』を劇場で鑑賞。同名の民話を下敷きに、大人がたのしめるダークファンタジーに仕上げてる。脅威となるのは、狼ではなく人狼。村人の中に人狼が潜んでいるらしく、その犯人捜しが主題。赤ずきんは色っぽいお姉さんで、イケメンに囲まれたプチハーレム状態。でも、人狼騒ぎの中心人物となってしまい、さあ大変。そして、村人の中に潜んでいる人狼の正体は?

要所要所に民話でおなじみの展開をはさみつつも、基本はオリジナル。女性向けの作品なのでしょうけど、色っぽい赤ずきんさんと、人狼の脅威と戦う人々のアクションで男性視点でも楽しめました。

物語は続く『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

ゴジラも大暴れ!

映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』をWOWOW録画で鑑賞。前作『ALWAYS 三丁目の夕日』のその後を描く。解決したはずの問題が、実はちっとも解決していなかったことが判明し、さまざまに奮闘。なにげに美女、美少女わんさか人情話で、ここらへんは原作のテイストをうまくアレンジして再現してるなと思った。さらなる続編も予定されているようだけど、次はどんな話になるのだろうか。

古くて新しい昭和『ALWAYS 三丁目の夕日』

東京タワーに仮託して。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』をWOWOW録画で鑑賞。古き良き日本、高度成長期の夕陽町三丁目を舞台に、人々の日常を描く。西岸良平の漫画『夕焼けの詩 – 三丁目の夕日』を原作としているが、人物設定はアレンジが加えられている。コンピューターグラフィックを多用し、リアルだけれども実在しない、異世界の昭和が見事に表現されています。

ベタではあるけど丁寧に表現された人情話を楽しみつつ、原作との違いを見つけるのも面白い。六さんが女であることより、茶川さんにロマンスがあるほうがビックリだ。

アートをライトに『額縁をくぐって物語の中へ』

自称美人秘書!

BSプレミアムで月曜~金曜に放映中の15分番組、『額縁をくぐって物語の中へ』が面白い。案内人が、古今東西の名画の中に入り、絵の秘密を解き明かす。CGを駆使して、絵の中の登場人物と会話したり、絵の外側の世界を見ることができたりします。

もちろん、実際に絵の中に入ることはできないし、絵に描かれたものが動いたり、描かれていないものが見えたりするわけはない。ドラえもんの秘密道具じゃあるまいし。正確に言えば、後世の人間が解釈した内容を、アニメーション仕立てで紹介する番組。ただ、その解釈を「絵の中に入る」という、素人にもわかりやすい見せ方で演出するのが秀逸。一見するとリアルな絵でも、そこに画家の意図が込められ、現実とは違う表現がなされているのがよくわかる。楽しみながら美術の知識が得られるナイスな番組です。

映画『第9地区』エイリアン暮らしも難儀だナァ

エビ野郎、悪くない。

映画『第9地区』をWOWOW録画にて鑑賞。ある日、宇宙船が都市上空に出現してさあ大変……という展開は、『幼年期の終わり』を筆頭に、よくあるパターンではありますが、この映画の宇宙船はよりにもよって、南アフリカのヨハネスブルグに出現。しかも、宇宙船に乗っているのは労働者階級らしく、指導者がいない。よって、すごい科学力はあるのに地球人にいいように「保護」されている。知性はあるけど、人間ではない彼らは、劣悪な環境で隔離されているのだが、宇宙人を管理する組織の主人公がかかわることで大事件に発展する。テレビや記録映像風のパッチワークから、徐々に物語の世界へ誘われていく。ここらへんの流れが面白いので、ぜひ本編を観ていただきたい。最終的な落とし所が、融和なのか対立なのか、はっきりしないあたりがスッキリしませんが、そこらへんは某国の某隔離政策がなくなった後の世界が目安となるのでしょう。

なんだか虐殺を見たようだ『戦場でワルツを』

ハードボイルドな戦場残酷物語。

イスラエルのアニメーション映画『戦場でワルツを』をWOWOW録画で観る。1982年のレバノン内戦を題材にしたドキュメンタリーなのだが、ラストシーンをのぞく全てがアニメーションという異色作。実写トレースをアニメ化しているので、リアルなタッチのキャラクターがウネウネ動く。主人公の映画監督が、実体験したはずなのに忘れてしまったレバノン内戦を、戦友たちの証言をもとに想起して行く。実体験と妄想が混濁した無情の戦場で、やがて虐殺が行われたことが明らかになっていく。スタイリッシュな映像で、エグい戦争体験が描かれるのが、独特のカタルシスを与えてくれる。後味のいい作品ではありませんが、メルカバ戦車がやられメカだったり、イスラエル兵がダメに描かれていたりと、自虐っぷりが興味ぶかい。史実としてのレバノン内戦を勉強しておくと、より楽しめると思います。

デタラメすぎて損はない『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』

頼りになる!

映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』日本語吹き替え版を、『Apple TV』のレンタルで鑑賞。ハンニバル・スミス大佐率いる、凄腕のチームが、濡れ衣を晴らすために大活躍。同名のテレビドラマを観ていた世代としては、役者総入れ替えの新作には期待半分、不安半分というところ。そもそもテレビドラマ版は、日本でのローカライズで一部のキャラにニックネームが追加されるなど、けっこう手が入っていたらしい。コングはバラカス、クレイジーモンキーはマードックが正式名。

新シリーズの導入として作られているので、キャラクター同士の出会いからスタート。冒頭、いきなりバラカスが何の躊躇もなくマードックの操るヘリコプターに乗ったので、何事かと思ったら、そういうことか。ハリウッド映画らしく、ド派手な演出はされているものの、キャラクター性は健在。もし万が一、撃墜された飛行機から戦車で放り出されることがあったら、湖に軟着水する方法の参考になるかも?

日本語版は、声優も総入れ替えされてるのだが、重要なキャラに旧作の声が使われていたり、ニヤリとさせられるサプライズがあったりと、旧作ファンへのサービスも怠りなし。なぜかキッズ映画になっていたリメイク版『サンダーバード』みたいな「コレジャナイ感」はないので、この勢いのままテレビ版の新シリーズも期待したいところですな。

『機動戦士ガンダムUC』を1、2話通して観た

袖、付いちゃってます!

OVA『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の1話をWOWOWで、2話をプレイステーション3のダウンロードレンタルで観た。今度のガンダムは、変形ではなく変身する。尺の関係か、ちょっと駆け足な感じはするけど、テンポよく物語が進みます。いかにもな記号が散りばめられた、新しいガンダムを堪能いたしました。

地デジの字幕は常時ON

ニュースの字幕はワンテンポ後れるけどね。

耳の遠くなった父に合わせて、地デジの字幕機能を常時ONにしてます。ビデオ録画でも字幕が表示できるので、常に字幕つき状態。最初は、画面に文字がかぶるのが気になったけど、今ではコレがあたりまえ。文字情報が付加されるから、名前や独自用語の字面を確認するのにも便利です。

最近では、字幕のついてないほうが気になるぐらい。食堂とか、病院とかに置いてある地デジテレビは、おおむね字幕がONになってない。こういう音が聞こえるとは限らない場所のテレビこそ、字幕機能を活用すべきだと思う。多分、字幕が表示できることを知らないんだろうな。