「感想」カテゴリーアーカイブ

ソ連も……映画『アポロ18』を観た

色々な意味で衝撃作です。

映画『アポロ18』をWOWOWで鑑賞。実在しない「はず」のアポロ18号が月着陸した時のビデオが発見された……という設定の疑似ドキュメンタリー。予備知識なしで観ると、最初は本当にドキュメンタリーと思ってしまいますが、月面で発見されるさまざまなありえない物によて、物語はホラー風味を帯びてくる。後半は、そりゃねぇだろと思う展開もありますが、序盤の本物っぽさはなかなかのもの。

先は知らずに、実はフィクションである、ぐらいの認識で観ると良いかと。

『LINEマンガ』の無料本が充実しすぎて

Nexus 7がパンクしそうになりました。

スマホアプリ『LINEマンガ』を使ってる。乱立する電子書籍ラインナップのひとつなのですが、特徴的なのは無料本の多さ。しかも無名の作品ではなく、ちょっと前の有名作品が1~3巻ぐらい、無料で公開されている。こまめにチェックしてダウンロードすると、無料本だけで本のリストがいっぱいになります。

せっせとダウンロードしていたら、それだけで16ギガモデルのNexus 7が容量いっぱいになりかけた。読んだ本は速攻削除することで対処してますが、本を選ばなければ無料本だけでおなかいっぱいになります。ただ、問題なのは僕が『LINEマンガ』で購入した本が、スタンプほしさで買った『進撃の巨人』10巻ただ1冊だけってこと。申し訳ないとは思うけど、AmazonのKindleのほうが多機種間での使い勝手が良いので、『LINEマンガ』は無料マンガビューワーとして重宝している次第。さて、次はなにを読もうかな。

和のオムニバス映画『SHORT PEACE』を観た

争いは、同レベルの相手としか起こらない。

4本の短編+オープニングで構成されたアニメ映画『SHORT PEACE』を劇場で鑑賞。パッケージとしては『MEMORIES』なんかと一緒ですな。本作は「和」がテーマなのか、すべて日本が舞台。『火要鎮』、『九十九』、『GAMBO』と、凝った映像美で和のファンタジーを堪能し、最後の『武器よさらば』でいきなり近未来アクションになったと思ったら、やっぱり舞台は日本。富士山が頻出するあたり、世界遺産登録と時期的にジャストマッチしたのも、作品的に恵まれていたと思う。

日本より海外でウケそうな作品ですが、劇場で観られて良かったです。

さっぱり風味『ペヤング たらこやきそば』

ソースじゃないんすね。

変わり種のやきそばとして『ペヤング たらこやきそば』というのが売っていた。面白そうなので、買ってみる。以前、真紅のパッケージに包まれた『ペヤング 激辛やきそば』を食べてみたら、味はともかく見た目が普通のソース焼きそばすぎて、ちょっとガッカリした覚えが。

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焼きそばなのに、ゆでてるじゃん……というツッコミはスルーするとして、見た目はあまりたらこっぽくない。味はたらこ風味の塩やきそばという感じ。もっと強烈なたらこっぽさを期待したけど、まぁ、こんなもんでしょう。

『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』を読む

作品も作者も面白い。

『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』を電子書籍で読む。先日、全巻読破したばかりの『ブラックジャック』のすさまじい創作現場を紹介するマンガ。手塚治虫先生の伝説はいろいろ伝え聞きますが、どんな激務でも仕事をことわらず、仕事をブッチして編集者に多大な迷惑をかける……でも、憎めない人物だったことが良くわかる。創作現場の熱いエネルギーを分けてもらいました。

電子書籍で『ブラックジャック』を読破

明確な終わりはないんだな。

電子書籍で手塚治虫著『ブラックジャック』を読む。よろしくじゃない方です。子供のころに1冊だけもってたのですが、1週間期間限定で読み放題だったので、読めるだけ読んで、残りは購入。もともと全巻購入しても良いと思っていたところなので、良い機会でした。

無免許医師の凄腕外科医、ブラックジャック先生ですが、眼球の移植どころか脳の移植や、体のパーツに外殻を追加して人間を組み立ててしまえるスーパー医師。素人目にも、そりゃやりすぎだろうと思うこともしばしばですが、だからこそ法外な金額でも、無免許医師に依頼が来るのも納得というもの。お金が欲しいというよりは、依頼人の覚悟を確かめるために、あえて大金をふっかけてるような所はある。

火の鳥、ブッダ、ブラックジャックと大人向けの有名作品は、これで押さえたかな。

Yahoo!ブックで『ブラックジャック』を無料で読む

よろしくじゃない方で。

電子書籍サービス、Yahoo!ブックで、手塚治虫作品が1週間の期間限定で無料配信されると聞く。メインの電子書籍サービスはAmazonのKindleだけど、安売りや無料配信なら話は別。さっそくアプリをダウンロードして試してみた。Yahooのアカウントを登録すれば、さっくりと閲覧できますが、無料アクセス可能な期間が決まっているためか、ネット接続が必須。移動中にネット接続が不安定になると、アプリが終了してしまうこともしばしば。無料なので文句は言えないけど、期間限定で有料閲覧できる、貸本的なサービスだったら、ちょっとイライラするレベル。

今回無料配信される手塚治虫作品の中では、『ブラックジャック』が未読だったので読み始めた。全22巻を1週間で読むとなると、1日3冊ちょっと。読むのが遅いので完読は厳しいけど、行けるところまでがんばります。買っても良いと思ってた作品だけに、期限が切れたら残りを買うという手もあるし……あ、それが先方の目論見か。

暦だって間違える、小説『天地明察』を読む

正確で当然、ということではないんだな。

冲方丁著『天地明察』をAmazon Kindleで読む。江戸時代前期の天文歴学者、渋川春海が、不正確となった暦法を廃し、新たな暦を成立させるまでを描く。今が何年何月何日、何時何分かなんて、正しいソースを参照すれば間違いようがない、と現代では思ってしまいますが、どの暦法をどのように適用するかによって誤差が生じてしまう場合もある。囲碁宗家の家に生まれながら、算学オタクだった渋川春海は、様々な出会いとともに暦を正すという事業をライフワークとするようになる。数字には疎いですけど、信仰と理論がないまぜになった江戸時代の「算学」の熱気が伝わってくる作品でした。映画にもなっているようなので、機会があったら観てみます。

議事録は取らない『日産 驚異の会議』を読む

この会議法でジュークも生まれたのかな?

日産自動車独自の会議法「日産の会議」を紹介した『日産 驚異の会議』を電子書籍で読む。停滞しがちで、会議のための会議になりやすい、従来の会議法から、無駄をなくして意思決定のプロセスに特化した「日産の会議」について紹介。会議の目的を明確にし、責任者は最初と最後しか出ない。実行するには、かなり訓練が必要な会議法ですが、システマチックに意思決定ができそうなので、使いこなせれば凄そうです。

まぁ、読んでもそう簡単に実践できるものでもない気はしますが、概念としては面白いですな。